2012.03.28
9歳なのに~~。。。
最近、生えかわりの早い患者さんに悩まされます。。
普通は、12歳近くで乳歯が全部なくなり、
前から6番目の歯までがすべて永久歯になるのですが、
この方は、なんと9歳にしてすべて大人の歯なのです
しかし、
下あごが後方にあるため、
下あごの成長を促進させてあげなければならない
かつ、
奥歯を後ろに持っていき、
犬歯の生えるスペースを確保しなければなりません
1980年くらいであれば、
このような症例は、歯を抜いて、大人の治療(Ⅱ期治療)をされていたことでしょう。。。
この年齢であれば、普通、前から5番目の歯(第二乳臼歯)が存在しておりますので、
その歯に維持装置(クラスプ)をかけます。
しかし、この方はその歯がないので、困りました。。。。
維持装置(クラスプ)の設計が思いつかなかったので、技工士さんにお任せしちゃいました
そうしたら、こんなにガッチリ作って下さいました
これで容易に外れることなく、
歯列を拡大しながら下あごの成長を誘導し、前歯も少し前方に出し、噛み合わせを挙上し、奥歯を後方へ移動することができます
(※注意 この装置ですべてを行えるわけではありません)
すなわち、
歯を抜かずに、理想的な状態で歯を並べることが可能になるのです
技工士さんありがとうございます
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