2022.11.26
第34回 日本舌側矯正歯科学会学術大会
先日、名古屋で開催された日本舌側矯正歯科学会に参加して参りました。
大阪で開催された日本矯正歯科学会に引き続き、久しぶりにライブでの学会参加でした!
コロナ蔓延によるマスク生活のため、舌側(歯の裏側)ではなく従来の表側からのワイヤー矯正を希望される方が増えてきました。
最近は、インビザラインなどマウスピース型矯正装置の台頭もあるため、例年に比べても裏側を希望される方は減少しているように思われます。
非抜歯での矯正治療の場合は、マウスピース型矯正装置には優位な部分がたくさんあります。
しかし、抜歯での矯正治療の場合、マウスピース型矯正装置は、まだまだワイヤー矯正の域には達していません。(マウスピース型矯正装置でもワイヤー矯正と同じように治療できる先生も居ますが、日本に数名いらっしゃるくらいです。。。)
舌側矯正も20年前は、マウスピース型矯正装置と同じことを言われておりましたが、近年は裏側矯正の治療方法が確立しつつあり、症例によっては表側矯正より優れていることもあります。
今回は、そのような舌側矯正だからこそできる治療などの発表もありました。
所詮、装置の一つです。
その装置の利点、欠点を把握し、的確な診断による要求通りの治療を行い、かつ治療期間の短縮を行うため、日々努力してくことの必要性を再認識させられた大会でした。