2023.11.05
第82回 日本矯正歯科学会学術大会
先週の1日(水)~3日(金)お休みを頂き、新潟市で開催されました日本矯正歯科学会へ参加してきました!
新潟へは20年振りでしたが、都会になった印象を受けました。
写真のDr.Nandaはコネチカット大学の名誉教授です。
日本同様、アメリカでもマウスピース型矯正装置が社会問題になっていると仰っておりました。
エビデンスのない装置ではあるが、実際歯が動くため企業が販売、加速的に普及し矯正治療において主流の装置になっている。そのため、我々矯正医がエビデンスを作っていく必要があるとのことでした。
コネチカット大学ではエビデンスのないマウスピース型矯正装置は使っておられないそうです。意外でした。
私は、マウスピース型矯正装置の否定派ではありませんが、歯を思い通りに動かすことの難しさを知っているため、患者さん依存の装置でもあり、決して魔法の装置ではないと思っております。
装置には、それぞれ得手不得手があります。マウスピース型矯正装置が不得手な歯の移動をプログラムしてしまうと治療が上手く行きません。。。
AIが考えることは100%ではありませんので、そこには歯の動きを熟知した専門の知識と経験が必要になってきます。
知識のない歯科医師が治療を行うと大変なことになってしまうのです。
皆様には、安易な気持ちでマウスピース矯正を受けられることは、リスクを伴うということだと認識して頂けたら幸いです。
とにかく、日本酒が美味しすぎでした!(ダイエット中なので程々に…笑)